CentOS で Dokku

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CentOS 7   Nginx   Dokku

Dokku が正式にサポートしているのは、Ubuntu と Debian のみですが、実験的に (experimental) CentOS 7もサポートしています。

Dokkuを使うには、最低 1GB のメモリーが必要です。

Dokku を CentOS で使うには、Webサーバーを Nginx にする必要があります。

CentOSでは、Dokku Setup(Dokku の設定) は手動で行う必要があります。

Conoha

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サーバーの作成

登録が終わりましたら、ログインしてコントロールパネルの左上の「サーバー追加」 をクリックします。

「!GB」を選択します。

「CentOS 7.6(64bit)」を選択して、下へスクロール

「root パスワード」(必須)と「ネームタグ」(任意)を入力する。

「root パスワード」は必ずメモしておいてください。

左下の「追加」をクリック

起動中になったら、設定したネームタグをクリック

「IPアドレス」をメモする。

以上でサーバーの作成は完了しました。右上のアカウント名をクリックして、 表示されるメニューから「ログアウト」を選択してログアウトします。

SSH の設定

GitHub に登録済みの「公開鍵」を用意してください。 公開鍵の作り方は「 公開鍵」を参照してください。

ターミナルを起動して次のように入力してサーバーへログインします。 「xxxx.xxx.xxx.xxxx」はサーバーのIPアドレスです。

ssh root@xxx.xxx.xxx.xxx
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes
root@xxx.xxx.xxx.xxx's password:
[root@xxx-xxx-xxx-xxx ~]#

次の手順で公開鍵をサーバーの公開鍵にペーストしてください。

  1. 次のコードでサーバーの秘密鍵を開く
    vi .ssh/authorized_keys

  2. s」と入力して編集モードに切り替えて公開鍵をペーストします。

  3. [esc」キーを押してとコマンドモードに戻します

  4. :w」エンターで保存、 「:q」エンターで終了します。

一度ログアウトして、パスワードなしでログインできるか確かめます。

# exit
$ ssh root@xxx.xxx.xxx.
#

Nginx のインストール

準備

root の状態のままで「/etc/yum.repos.d/nginx.repo」を作成します。

sudo vi /etc/yum.repos.d/nginx.repo

i」と入力して編集モードにして、次のコードをペーストします。

[nginx]
name=nginx repo
baseurl=https://nginx.org/packages/centos/7/$basearch/
gpgcheck=0
enabled=1

esc」キーでコマンドモードに戻し、 「:w」エンターで保存して、 「:q」エンターで終了します。

インストール

次のコマンドで Nginx をインストールします。

yum install nginx

次のコマンドで再起動時に Nginx が自動的に起動するように設定します。
systemctl enable nginx

次のコマンドで Nginx を起動します。

systemctl start nginx

ファイアーウォールの設定

ポート80 (HTTP) とポート443 (HTTPS)のアクセスを許可します。

firewall-cmd --permanent --zone=public --add-service=http

success」と返ってきます。

firewall-cmd --permanent --zone=public --add-service=https

success」と返ってきます。

firewall-cmd --reload

success」と返ってきます。

実行

ブラウザで新規ウィンドウが新規タブを開き、サーバーのIPアドレスで、 ページが表示されるか確認します。

Dock のインストール

インストール

次のコードを実行します。
wget https://raw.githubusercontent.com/dokku/dokku/v0.14.5/bootstrap.sh;
sudo DOKKU_TAG=v0.14.5 bash bootstrap.sh

インストールされたか確認します。

dokku version
0.14.5

不要になったファイルを削除します。

rm bootstrap.sh

「通常ファイル 'bootstrap.sh' を削除しますか? 」と聞かれたら 「yes」と答えます。

dokku ユーザーの設定

Dokku をインストールすると自動的に dokku ユーザーが作られます。

まずパスワードを設定します。

passwd dokku

sudo コマンドが使えるようにします。

gpasswd -a dokku wheel

dokku ユーザのホームディレクトリに移動します。

su dokku
cd
pwd
/home/dokku

sudo」コマンドが使えるか確認します。 「sudo」コマンドを初めて使う時には警告文が出ますが、 気にせずパスワードを入力してください。

sudo echo "aaa"
aaa

dokku の設定

次のコマンドで「rsa」というファイルを作ります (名前はなんでもかまいません)

vi rsa

i」と入力して編集モードにし、公開鍵をペーストしてください。

esc」キーを押してコマンドモードに戻し、 「:w」エンターで保存して、「:q」 エンターで終了してください。

次のコマンドで dokku のための特殊な公開鍵を生成します。「name」 の部分はなんでもかまいません

sudo dokku ssh-keys:add name rsa

次のコードで dokku のドメインを設定します。「xxx.xxx.xxx」の部分は、 サーバーのIPアドレスです。

dokku domains:add-global xxx.xxx.xxx

次のコードでアプリケーションのレポジトリを作ります。「haskell-web-app 」の部分がアプリケーションの名前です。

dokku apps:create haskell-web-app

ログアウト

以上でサーバーでの作業は一旦終わりです。ログアウトするには「exit」 コマンドを使います。 $ exit
exit
# exit
ログアウト

ユーザーを何度も切り替えていた場合は、そのすべてをさかのぼって 「exit」することになります。

大事なこと

「Dookuの設定で」で作成た「公開鍵」は、 Dokku でデプロイするための「公開鍵」です。 そのため、dokkuユーザーへ「ssh」でログインすることはできません。 dokku ユーザーで作業する場合は、 まず root にログインしてから dokku ユーザーへ切り替えて cd コマンドで dokku のホームディレクトリへ移動してください。

Haskell アプリのサーバーへのデプロイは 「Dokku デプロイ」 で説明しています。

CentOSへデプロイしたアプリをブラウザに表示するには、アプリのポートに合わせた ファイアーウォールの設定が必要です。その方法も 「Dokku デプロイ」 で説明しています。


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Posted: Feb. 07, 2019
Update: Feb. 07, 2019

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