この章ではSwiftのインストール方法を紹介しています。
このトピックスでは、Swift languageの部分的な説明をしています。このトピックスは、macOS 10.13 High Sierra とLinux Mint 18.3 MateのSwift 4.2でテストされています。
このトピックスでは、Swift言語についてのみ考察します。macOSの場合でも、Xcodeのインストールは必要ありません。当然Xcodeがインストールされていても構いません。まず、お使いのMac、あるいはLinuxにSwiftがインストールされているかどうかを確認します。ターミナルを起動して次のように入力してください。
swift --version
Apple Swift version 4.2
Swift 4.2以上が表示されれば、このトピックスは実行できます。macOSの場合は、swiftがインストールされていなければ、自動的に Command Line Toolsのインスール画面が現れると思います。
Command Line Toolsのインスール画面が現れない場合は、ターミナルに次のように入力してください。ただし、Swift 4.2を使うには、macOS 10.13 High Sierra 以上が必要です。
xcode-select --install
こちらからSwift 4.2をダウンロードしてください。Linux Mint 17の場合はUbuntu 14.04バージョンを、Linux Mint 18の場合はUbuntu 16.04バージョンを、Linux Mint 19の場合はUbuntu18.04バージョンをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを解凍してください。私の場合は、homeディレクトリに解凍しました。解凍したフォルダを適当な名前に変更しても構いません。私の場合は「swift-4.2」にしました。
次に、解凍したフォルダにパスを通します。まずconfigファイルの確認をします。ターミナルでホームディレクトリに移動して次のように入力してください。
ls -a
.bashrc か、.bash_profile というファイルがあると思います。今度はこれをテキストエディタで開きます。ターミナルに次のように入力してください。.bashrcのところは、見つかったファイルの方を記述してください。
gedit .bashrc
xed .bashrc
開いたファイルの一番最後に次の行を追加して保存します。「username」ところは、あなたのユーザー名になります。「swift-4.2」のところは、あなたがswiftフォルダにつけた名前になります。
export PATH=${PATH}:/home/username/swift-4.2/usr/bin
もしファイルが保存できないようでしたら、次のようにしてファイルに書き込み検眼を与えます。
sudo su
chmod o+w ファイル名
ファイルが保存できたら、システムを再ログインするか再起動します。そして再びターミナルに「swift --version」と入力してSwiftが使えるかどうか確認してください。
ここまででの設定では、SwiftのREPL(インタープリター)しか使えません。Swiftのコンパイラーも使うために、ターミナルに次のように入力してください。
sudo apt-get install clang
Swiftのインタープリターは、ターミナルに「swift」と入力して起動します。
$ swift
Welcome to Swift version 4.2 ...
1>
macOSの場合は、ログイン後はじめてswiftインタープリターを起動する時に、ユーザーのパスワードを求めるダイアログが表示されます。
swiftインタープリターを終了するには、「:q」と入力します。
1>:q
swiftインタープリターでファイルを実行する場合は、「swift ファイル名.swift」と入力します。Swiftファイルの拡張子は .swift です。
$ swift ファイル名.swift
swifcコンパイラーを使う場合は、「swiftc ファイ名.swift」と入力します。
$ swiftc ファイル名.swift
出来上がった実行ファイルを起動するには、「./ファイル名」と入力します。
$ ./ファイル名
以上です。